書き残しておける場所を作る話
2019年12月10日
アドカレまわりで「ネタはあるが書く場所がない」という話をけっこう目にするのでもったいないなという話です。
なぜインターネットげんだいじんはブログを作ったほうがよいのか
だいたいこんな感じの理由。
- SNSの投稿はすぐに流れる
- 過去を振り返るのが難しい
- 長文が書けない
- シェアという概念に縛られない
SNSの投稿はすぐに流れる
おそらくその手の人はだいたいTwitterのようなSNSやDiscordのようなチャットツールの上で生活していると思うのですが、それらに投げた投稿は炎上でもしない限りはすぐに流れてしまいます。1日に何百件も投稿していれば遡るのは大変です。
過去を振り返るのが難しい
上ともちょっと被りますが、SNSの投稿は記録としては弱いのでたとえば「1年間にあったことを振り返りたい」という時に面倒なことになります。書きたいことが山ほどあって投稿数が多いならなおさら。
長文が書けない
現在のTwitterでは自分にリプライを送るとツイートが繋がるようになったので改善されはしましたが、依然長文が書けません。メモ帳のスクショを4枚付ければよいと思うかもしれませんが、そんな投稿はクソなのが分かりきっているので誰も開きません。
シェアという概念に縛られない
SNSという場所は大なり小なり「シェア」というものの圧力にさらされます。Twitterで言うところのRTやいいね、Instagramで言うところのいいねですね。
ブログはその辺りの概念はゆるいので、好き放題書くことへの心理的な抵抗はたぶんマシになります。
実際どこに書けばよいのか
とは言っても自分のブログを立てるのはいわば戸建ての家を建てるようなものでちょっと億劫だし、書く頻度もそれほど高くない……と感じるかもしれません。あとスマホからだと旧来のブログサービスではちょっと書きづらいかも。
ということでSNS寄りなブログサービス・ブログ寄りなSNSをいくつか紹介します。
Tumblr
この中だとかなりブログよりなサービス。ブックマークレットで気に入ったWebページをポンと共有したりできるし、画像をアップロードすることも考えられた設計なのでイラストや写真にもよいかもしれない。
Medium
Medium – Get smarter about what matters to you.
SNSよりのサービス。海外のサービスでありあちこちが英語だったりする。「ここを読んでほしい」という所にハイライトを入れられたり、なんかエディターがだいぶ今どきな感じ。英語ができる人向け。
GitHub Gist
エンジニアだったり、何かの事情でGitHubのアカウントを持っていると手軽に使える。Markdownを放り投げれば簡単に記事になるし、今まで書いたGistは時系列順に並べて表示することもできるのでブログ的な運用をする人もいる。サイトは英語だけど使い方はシンプルで、日本人のユーザーもかなり多い。