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ミリアニを見たきみたちは天色のアステリズムを読んだほうがいい

2023年09月30日

2023/12/24: 加筆・ネタバレ対策の解除を行いました。


ミリオンライブアニメの第3幕劇場先行上映がはじまり、先行上映組のみなさまは765プロライブシアターという壮大な物語のはじまりを見届けたことかと存じます。ミリアニが本当にはじまるのは10月の地上波放送開始からとなりますが、それはさておき。

感想についてははさまざまな人々が・さまざまな場で・それぞれの言葉を綴っておりますので、私から何か言うことはありません。しかしながらひとつ感じたこととして、これは尺という物理的な制約がかかわることなので致し方ないのですが、大神環と中谷育に関する描写が少ないことに関しては紛れもない事実として捉えるほかないのです。周防桃子に関しては「想いを伝える」という、ミリアニという作品の根幹をなすテーマに関わる、簡潔かつ濃密な描写があったにもかかわらず、です。

ここに2022年から2023年にかけて連載されたコミック「天色のアステリズム」を、ミリアニから入った新規の方にオススメしたい理由があります。周防桃子の新たな挑戦を、大神環の良い意味で人を振り回すエナジーを、中谷育のそっと寄り添う暖かさを、登場アイドルを絞り込む引き算の美により、単行本1巻というコンパクトなボリュームであっても十分に味わうことができるように仕上げられているからです。ある種ミリアニにも似たアトモスフィアが漂っており、これもまたミリオン……と言わんばかりのトンチキもしっかりと備えられています。

しかもこれはXにて連載されたWebコミックであり、単行本が発売された現在も無料で読むことができます。 Xをとりまく状況は流動的であり予断を許さぬ状況ではありますが、少なくともこの記事が書いている時点ではユーザー登録をせずとも投稿を表示でき、無料です。ここに実はこっそり作っていたまとめがあります。

https://kitahina.co/aasterism

Xで漫画を読むのはちょっと…という方は、単行本をどうぞ。紙も電子書籍もあります。タイトルに「アイドルマスター ミリオンライブ!」が含まれておらず、検索性がよろしくないのはご愛嬌。どこかのアイマス漫画と違って一迅社という大きな出版社から出ているので、お近くの本屋さんで取り寄せて買うこともできます。また単行本には加筆修正が加えられており、書きおろしもあるため連載で読んだ人にもオススメです。電子版は各ストアのセールにかかる場合があり、時期を選べばかなりお安く購入することもできます。

https://www.amazon.co.jp/dp/475801826X

ミリアニは新規にはミリオンライブというコンテンツへの入口として、既存ファンには再構築された10年分の走馬灯として、「俺の予想なんて遥かに超えた」仕上がりを見せてくれました。ミリシタに存在する大量の描写と向き合う前の足がかりとして、天色のアステリズムはいかがでしょうか?

2023/12/24: 「リンケージガシャ」第1弾として、「天色のアステリズム」とミリシタの連動が発表されました。作中で披露された「dear...」も「天色のアステリズム」版が別途実装されます。そちらもあわせて楽しむなら、ミリシタもぜひいっしょにインストールしてみてください。