5月8日にPreview版としてリリースされたWindows Terminal 1.21のフォントまわりにおいて、設定がかなり拡張され、LinuxやmacOSの昨今の高機能ターミナルと遜色のないレベルになっています。

Release Windows Terminal Preview v1.21.1272.0 · microsoft/terminal

フォントを複数指定できるようになり、Powerlineや罫線のグリフは組み込みのものが用意されました。

何が良いかと言えば、好きな欧文フォントと日本語フォントを組み合わせることができ、特にNeovimユーザーにはNerd Fontsがほぼ必須ですがNerd Fontsのグリフも別で選べるようになったため、合成フォントの類に一切頼らなくても良くなりました。さらに行間を好きに設定しても、Powerlineや罫線を多用するUIの表示が崩れなくなりました。

これらの機能はWezTermやKittyといった、LinuxやmacOS向けの高機能ターミナルではすでに実装されていましたが、Windowsとの親和性の高いWindows Terminalに実装されたことの価値は大きいと思います。