Magisk 24でroot検知を回避してSafetyNetを通す
2022年01月30日
現代のAndroidカスタマイズの基礎となっているMagiskが7ヶ月ぶりにアップデートされ、Magisk 24になりました。今までのMagiskとは色々変わっていますが、変わらずroot検知やSafetyNetの回避ができるようになっています。
Magisk 24にアップデートする
以前からMagiskを使ってきた方はMagisk Managerからアップデートできます。これからrootを取るという方は端末によって方法が異なりますが、Magisk Managerをインストールしてファクトリーイメージのboot.imgにパッチを当て、パッチを当てたboot.imgをfastbootで焼くのが現在では主流になっています。なおMagisk Managerのapkは拡張子をzipに変えればそのままFlashable zipになる仕組みになっており、カスタムリカバリーから焼くこともできますが、これは非推奨の方法です。
Zygiskを有効化、DenyListを構成する
Magiskをインストールしたら、右上の歯車アイコンをタップして設定画面に入ります。中ほどに「Zygisk(Beta)」と「DenyListを適用」があるのでチェックを入れ、続いて「DenyListを構成」に入ります。
右上の「・・・」をタップし、「システムアプリを表示」にチェックを入れます。虫眼鏡のボタンをタップし、検索窓にgoogleと入力します。
「Google Play ストア」の項目をタップし、出てきた項目にチェックを入れていきます。Google Payやradikoなど、SafetyNetに頼らずroot検知をしている他のアプリを使っているなら、そちらにもチェックを入れていきましょう。
Universal SafetyNet Fixをインストールする
古来からあるroot検知はこれで回避できますが、Googleの提供しているシステム改竄検知システムであるSafetyNetを回避するにはもうひと手間必要になります。といってもMagiskモジュールをひとつインストールするだけです。
kdrag0n/safetynet-fix: Google SafetyNet attestation workarounds for Magisk
現在のMagiskにはモジュールリポジトリがなくなったので、手動でのモジュールのインストールに慣れる意味でも試してみましょう。スマートフォンからの場合はページ下側にある「Releases」から最新版のモジュールをダウンロードし、Magisk Managerからインストールしましょう。
表面上MagiskHideは無くなりましたが、Magisk Managerからいくつかの設定を変えてひとつモジュールをインストールするだけな上、仕組み上今までのMagiskHideよりも安定してroot検知を回避できるはずです。