Ryzen 5 5600Xを買いました。Ryzen 5 3600からの換装になります。

けっこう発熱するという話なので、ここいらで長く使っていけるCPUクーラーを、と考えNoctuaのNH-U12Sも購入しました。ミドルレンジが160W級になったりでもしなければ大丈夫でしょう。

特にWindows 11を使っている場合に注意が必要な点として、TPMがfTPMとしてCPU内に入っているのでCPUを換装するとTPMはリセットされてしまいます。念の為Windows Helloは無効化しておき、最悪Windowsは再インストールするつもりでいました。

CPUクーラーを外すのですが、AMDなので下手に外すといわゆるスッポンでCPUを壊してしまいます。コツとしてはベンチマークを回してCPUを温めておくのと、真上にクーラーを引っ張るのではなく捻るように外すことです。過去にAMDのCPUは3～4回ほど外したり付けたりしていますがスッポンは一度しかしたことがありません(CPUは無事でした)。

NoctuaのクーラーはAM4においては純正のバックプレートにマウント金具を取り付け、そこにヒートシンクをねじ止めした後そのヒートシンクにファンを取り付ける、という手順での取り付けになります。以前他社のトップフローの社外クーラーを使った時は取り付けにかなり苦労したのですが、純正と比べてもマウント金具の固定とグリスの塗布ぐらいしか手間がなく良いですね。

BIOSは事前にアップデートしておいたのであっさり認識しました。AM2+辺りの頃からそうなのですが、マザーボードはそのままでCPUだけ後からアップグレードできることが多いのがAMDの良い所ですね。

ベンチマークもRyzen 5 3600のものも含めて多少取ってみました。データをまとめている所なので後日掲載しますが、おおむねCPU性能は3割ほど向上しており、ゲームではGPUバウンドな状況においてもフレームレートが底上げされています。特にシングルコア性能が大きく上がっており、基本的な操作でもパフォーマンスアップを体感できるほど。Alder Lakeもありますがあちらはマザーボードから換装になること、本来の性能を発揮するには高価で入手が困難なDDR5メモリが必要なことを考えると、Zen 3はZen 2からのアップグレードなら安牌といえそうです。