さくらのメールボックスを自分のネームサーバーで使う
2020年11月25日
Namecheapのブラックフライデーで新しいドメインを取ったので、それでメールボックスを運用することにしました。Google Workspaceは月々680円もするので、もう少し安く上げたい……ということでさくらのメールボックスを使うことにしたわけなのですが。
【新コントロールパネル】他社で取得・管理中のドメインの設定方法 – さくらのサポート情報
いやネームサーバーはCloudFlare使ってるし、そのサブドメインに別のAレコードを指定するつもりもあるから、自分でMXレコードとかSPFを設定したいんだけど。ということで少し調べましたが簡単でした。CloudFlareに限ったことかもしれませんが、サーバーのIPアドレスを調べる必要もありませんよ。
さて設定ですが、最初にさくらのメールボックスを契約した時最初に決めた ●●●●●.sakura.ne.jp
の形式のホスト名があると思います。これだけ必要なので、忘れていたら契約した時に来たメールを見ておきましょう。
DNSの設定をする前にさくらのメールボックス側でドメインを使う設定をしておきましょう。
CloudFlareのDNS設定に入り、以下の2つのレコードを追加します。
タイプ | 名前 | コンテンツ | TTL |
---|---|---|---|
MX |
使いたいサブドメイン |
最初に決めたホスト名 |
自動 |
TXT |
使いたいサブドメイン |
v=spf1 a:最初に決めたホスト名 ~all |
自動 |
使いたいサブドメインの項目は、もしドメインの直下にしたいなら@
を入れておきましょう。
MXレコードを設定するだけでもメールのやりとりはできますが、この下にあるTXTレコードはSPFレコードというもの。設定しておかないとGmail等のメールサービスがアドレス偽装と判断して送ったメールがスパム扱いされてしまうので、入れておいたほうがよいものです。
あとはさくらインターネットのマニュアル通りにメールクライアントを設定。2時間ほど待った後にGmailのアドレスを持っているならそちらにテストメールを送ってみて、釣り針のアイコンが付かなければOK。IPを直接MXレコードに指定しているわけではないので、なんらかの理由でメールサーバーのIPアドレスが変わっても大丈夫です。