OPPO Reno 9A インプレッション
2023年06月26日
Reno 9Aを買いました。ミドルレンジですが最新の端末になるので、簡単なインプレッションを。
なんで買ったの?
元々上京にあたって、サブ回線としてahamoを用意していました。しかし上京しても思っていたほどモバイルデータ通信を多用することもなく、また東京23区内のドコモ回線は非常に低品質なため、他の通信会社で、もう少し低容量・低価格な契約を探すことしました。LINEMOのミニプランも検討しましたが、自宅の回線をIIJmioひかりにしたこと、IIJmioはKDDI網を使ったサービスも行っていることから、今回はIIJmioを契約することにしました。
ahamoは音声回線ですし、元々解約するつもりだったため、MNPすることができます。そこにIIJのセールが重なっていたため、端末を購入するかエントリーパッケージで初期費用を抑えるか迷いましたが、Reno 9Aの発売とタイミングが重なることもあり、こちらを購入することにしました。
見た目
この端末の一番良い所かもしれません。ザラザラ感とすべすべ感の塩梅が丁度良く、光に当てた時の反射が綺麗です。写真で撮るのは困難ですが、一昔前の中華端末で流行った光沢仕上げとも違う美しさがあります。側面までしっかりこの感触です。
正面は下のベゼルが広めで、ここはコストを削っていそうです。OPPOは現在もパンチホールを左側に置くメーカーですが、昨今の中央パンチホールの端末より邪魔になりにくくて良いと思うんですよね……。
パフォーマンス
Snapdragon 695は先代から据え置き、昨年のミドルレンジ帯で多用されたSoCですが、この機種が想定していそうなユースケースであるWebブラウジングやSNSの閲覧は十分にこなすことができます。RAMが8GBに増えたので、アプリを多数起動しても余裕があるようです。ただし、3年使えるという売り文句については眉に唾を付けて見る必要がありそうです(RAMはたっぷりありますし、ブラウジングやSNSぐらいでは困ることはなさそうですが……)。
ゲームをやることを想定していそうな端末ではないのですが、一応いつものタイトルも試してみます。
さすがに画面記録と同時にプレイすることは困難で、効果音の発音も遅れますが、軽めのタイトルなら遊べるといってもよいでしょう。メーカーは原神をプリインストールするという強気の姿勢ですが、おそらくそちらは設定をだいぶ落として遊ぶ形になると思います。
ゲーム系の機能はかなり充実しているので、とにかく軽いパズル系のタイトルなら、Google Pixelや国内メーカーのハイエンド機より快適かもしれません。
また端末が熱くて触れなかったり、バッテリーがあっという間になくなってしまうようなことはありませんでした。これはSoCがミドルレンジだからとしか言いようはないのですが……。
細かな不満点
ディスプレイは90Hzで駆動するのですが、Chromium系のブラウザはなぜか60fpsでの動作になってしまいます。YouTubeが60fpsになるのはわかるのですが、ブラウザはスクロールを多用するので90fpsで動作してほしいところです。
Wi-Fi 6には非対応です。環境によっては5Gでのモバイル通信のほうが速いかもしれません。
その他、ColorOSは特に通知まわりに癖のある部分がみられますが、MIUIほどアクの強いROMではないのでなんとかやっていけそうです。定評のあったOxygenOSと統合されたことも大きいのではないでしょうか。
まあ2万円なら……
4万円少々というのは絶妙なところで、中古の端末を選択肢に入れるならもっとよいものがいくつもあります。長く使うつもりなら、もう少し出してPixel 7aやGalaxy A54、iPhone SE(第3世代)といった、6万円クラスを選ぶべきでしょう。ただしキャンペーン等で安く入手することができるなら、手を出しても悪くはない端末と言えそうで、たとえば中古のiPhone SE(第2世代)やGalaxy A53辺りよりも快適に使うことができるでしょう。